第1回:見どころ紹介!企画展示「キョクホクの大河」~自然編~
見どころを教えてくれた展示制作者 「キョクホクの大河」詳細はこちら北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)詳細はこちら オビ川ってどんな川? みなさんはオビ川を知っていますか。ロシアのウラル山脈と中央シベリア高原の間…
見どころを教えてくれた展示制作者 「キョクホクの大河」詳細はこちら北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)詳細はこちら オビ川ってどんな川? みなさんはオビ川を知っていますか。ロシアのウラル山脈と中央シベリア高原の間…
2024年7月6日:柵 今回は長期滞在のため、スバールバル大学の宿舎に滞在しています。自炊なので、食料を街唯一のスーパーマーケットで調達します。裏手の山には、短い間隔で柵が設置されています。高い木は生えない場所ですので、…
ゴンドワナ・・・約2億年前まで地球に存在した超大陸である。当時、アフリカ、南米、オーストラリア、インド、マダガスカルなどとともに南極大陸もゴンドワナの一員であった。 このゴンドワナが分裂を開始し、お隣同志だった大地が引き…
2024年7月6日:花 ロングイヤービンから 100km ほど北に位置するニーオルスンだと、ちょうど花が咲き始める感じですが、ロングイヤービンでは、花のシーズンが終わりかけの場所がありました。 スバールバル⼤学の南側にあ…
前回は、日本の南極観測船を用いた初の本格的な掘削調査というミッションについて紹介した。このミッションで採取された海底コア(海底の地層サンプル)は合計12本(写真1)。これらを日本に持ち帰って早速分析が始まった。ところで…
前回はアイスコアの写真をお見せしましたが、今回は、どのようにアイスコアの中の空気を分析しているのか、ちょっとマニアックなお話をしたいと思います。 氷の中から空気を取り出す方法は、大きく分けると「融かす」、「砕く」、「昇華…
まずは現場検証である。地球の事件現場はもちろん世界中にあるのだが、広大な南極大陸は97パーセントが氷に覆われており、その下の岩盤にアクセスできないことは大きなデメリットだ。一方で、南極には植生がなく、岩石の露出が非常にい…
「私の専門は地質学で、南極大陸の岩石の研究をしています。」講演などで自己紹介をすると、怪訝な顔をされることがある。南極は氷に覆われていて岩盤などは露出していない、と思われているのだろう。その次に来る質問は、「え、じゃあ氷…
今から8年程前だったろうか。国立極地研究所(以下、極地研)の研究者から「“しらせ”で海底コアを掘削出来ないか?」と相談を受けた。“しらせ”とは、ご存じ南極観測船「しらせ」のこと。海底コアとは、巨大な金属のパイプ:海底コア…
氷床の上に立つと、どこまでも果てしなく続く白銀の世界が広がっています。そして、その下には、何万年、何十万年分もの氷が、厚さ数キロメートルにわたって堆積しています。私は、この氷床を鉛直方向にドリルで掘削して採取される円柱状…
“Polarmanship” 探求心と諦観(前編)はこちらから 純粋な好奇心のほかにも、名誉や功名心といったものは、研究者が仕事を進める原動力になっているのも事実である。しかし、ときどき、そういったある一線を越えた、別次…
氷河の末端から流れ出す、真っ赤な「血の滝」。この水は、単なる氷河の融け水ではなく、氷河の厚い氷の下にある湖の水だということが分かっています。この湖は、500万年以上前に氷河によって閉じ込められた海水が起源になっていて、無…