伝えたい極地の姿・形

南極地域観測隊の広報として、自身の持ち味、個性を活かし、読んでくれた人の心に残る記事を書きたい——。丹保俊哉・第65次南極地域観測隊広報隊員は、南極での4ヶ月間、南極観測隊の公式ブログ「観測隊ブログ」を日本へ届けることに奮闘してきました。発見、驚き、そしてちょっとした苦労話。伝えたいことは山ほどあるのに、記事にできなかったこと、書ききれなかったことばかり。当時伝えきれなかった南極の情景を、写真と赤裸々な心理描写を交えて、振り返ります。

観測隊は“おでん鍋”!?

尊敬し助け合える関係性 65次夏隊の広報隊員がお伝えしてきた連載の最後は、観測隊そのものについて触れたいと思います。 観測隊を構成している隊員・同行者は、一人ひとりが産官学の各分野から研究者、技術者たちが本来の所属先で選…

昭和基地の地形と道

はじめに 私は第65次南極地域観測隊の夏隊広報として約4ヶ月間、「南極観測の今」を国内に届ける役割を担ってきました。 これまでの南極地域観測隊でも広報を担当した隊員により、それぞれの持ち味で様々な出来事が、「観測隊ブログ…