目に見えない生き物の世界を測る
水の中に魅せられて ー生き物について知りたいと思った時、身近なペットや公園の草木などを調べることもできますが、なぜ南極の水の中の生き物を調べる研究者になったのですか? 子どもの頃から目に見える地上の世界より水中世界に不思…
北極域データアーカイブシステム(ADS)とは? 北極域データアーカイブシステム(ADS: Arctic Data archive System)は2011年に国立極地研究所(以下、極地研)が極地の研究データの公開と共有…
水の中に魅せられて ー生き物について知りたいと思った時、身近なペットや公園の草木などを調べることもできますが、なぜ南極の水の中の生き物を調べる研究者になったのですか? 子どもの頃から目に見える地上の世界より水中世界に不思…
南極でみつけた隕石が集まる場所 ー国立極地研究所(以下、極地研)で隕石の研究が始まった経緯を教えてください。 1969年に第10次南極地域観測隊が南極で9個の隕石をみつけたことから研究がスタートしました。持ち帰った隕石を…
近年、南極や北極での観測にドローン(無人航空機)を使うことが増えてきました。主に、人が簡単にアクセスできない環境の気象や海氷を測るために使用されています。今回は、極地で実際に使われる気象観測ドローンについて国立極地研究所…
前回は肉眼で見て美しい暗緑色の火星隕石をご紹介しましたが、今回は顕微鏡を覗いたときに“映える”普通コンドライト隕石のお話をしたいと思います。宇宙空間から飛来する隕石には様々な種類がありますが、その中でも普通コンドライトは…
低温のため液体の水がほとんど存在せず、極度の乾燥環境となっている南極の露岩域。短い夏の間に供給されるわずかな雪解け水も、沈まない太陽に照らされてあっという間に蒸発してしまいます。こんな環境に暮らす「いきもの」にとって大切…
今回は撮影技術のお話です。この写真の撮影場所は、ルンドボークスヘッタという昭和基地より南方に約100キロメートルの位置にある露岩域で、南極氷床の断面が見えるのが特徴です。64次隊の地形チームが丸湾大池の湖底の堆積物を採取…
2009年、国立極地研究所が東京都立川市に移転するとき、厳重に施錠された板橋*1の観測物資の倉庫から大量の水銀*2が見つかった。この水銀がいったい何のために使われていたのか、しばらく謎であった。 多くの自然科学、特に地球…