特集

極地研に関するさまざまなテーマの特集記事。「測る!」や「掘る!」など、動詞をキーワードに極地研の多岐にわたる観測・研究活動を紹介します。

気球を飛ばして大気を知る!

歴史ある気球観測 ー南極では気球を飛ばして観測をおこなっているそうですね。 私の研究対象は対流圏と成層圏の境目の地上から10キロメートルあたりにある対流圏界面から中間圏(高度50~90キロメートル)くらいまでの中層大気と…

潜る動物を使って海洋環境を調べる

動物がデータを収集する ―バイオロギングではどんなことをするのですか? ロガーを一定期間動物に取り付け、彼らの行動や生態に関するデータを収集します。それを解析することで、さまざまなことが明らかになります。ロガーには研究目…

水中ロボット「MONACA」、南極の海を潜る!

南極の環境に合わせたロボット開発 ー極地での研究について教えてください。 南極で研究をしていると言うと、氷についての話を期待されるのですが、私は工学の研究者です。ロボットをどのようにインテリジェントにして目的を達成するの…

“冒険家”が目指した極地での掘削研究

憧れの冒険家から研究者へ ー地質学者を目指したきっかけは? 子どもの頃から地球の成り立ちに興味があったんです。大地がどのように動いているのか、日本列島のプレートがどうなっているかといったテレビ番組にも影響を受けました。ず…

未踏の100万年前の氷を掘るために

深さ10メートルを手作業で掘る ー2024年2月に第65次南極地域観測隊として南極から帰国されたばかりですが、どのような成果を得られましたか? 今シーズンは昭和基地から南約1,000キロメートルに位置するドームふじ観測拠…