連載

「連載」では、南極・北極の自然と科学の多面的な魅力を伝えていきます。極地に関わる人たちが綴る、特集記事に関連するコラムや、極地観測・研究の裏話などをお届けします。

教科「美術科」と南極〜美術から見る南極の魅力〜:南極派遣を振り返って(小松:後編)

はじめに 前回は、「アートを通して南極とつながる」をテーマに昭和基地から美術の授業を行ったことや、南極の自然の美について取り上げました。私は、高校で美術を担当する教員ですが、一人の彫刻家として石を彫る作家でもあります。私…

星のささやき

マイナス32.6度 1997年1月16日、マイナス32.6度、晴れ、5m/s。ドームふじ基地に到着して雪上車の外に出た瞬間、気温の低さに緊張しました。「大変なところに来てしまった」と。今見返すと前日の気温はもっと低かった…

教科「情報科」と南極──南極で見つけた、教科「情報」のかたち(武善:後編)

前編記事では、南極派遣中の経験について話をさせていただきました。後編では、南極での経験がどのように情報科の授業や教育観の変化につながったのかを具体的に紹介します。 “つくる人・支える人”に思いを馳せる授業へ 南極は情報科…

観測隊は“おでん鍋”!?

尊敬し助け合える関係性 65次夏隊の広報隊員がお伝えしてきた連載の最後は、観測隊そのものについて触れたいと思います。 観測隊を構成している隊員・同行者は、一人ひとりが産官学の各分野から研究者、技術者たちが本来の所属先で選…