連載

「連載」では、南極・北極の自然と科学の多面的な魅力を伝えていきます。極地に関わる人たちが綴る、特集記事に関連するコラムや、極地観測・研究の裏話などをお届けします。

第4回 宇宙へ

1997年1月、夜勤を終えた後、昭和基地の居住棟にある個室で休んでいるところへ、気象庁本庁から一本の電話がかかってきた。 「帰国したら気象衛星センターだから。」 こうして、それまで全く経験したことのない気象衛星業務に携わ…

第3回 未知との遭遇

南極上空のオゾンの減少を世界に先駆けて発表し、のちにそれが南極オゾンホールの世界最初の報告と認められた忠鉢繁氏(第23次南極地域観測隊)は、オゾンホールのようなそれまでの概念から外れた、これまで知られていない新しい現象に…