
第4回:企画展示「変わりゆく永久凍土の世界」レポート
・「変わりゆく永久凍土の世界」詳細はこちら・北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)詳細はこちら 永久凍土とは何か? 「永久凍土」と聞いて何を思い浮かべるだろう。永久に凍っている土地、雪と氷の世界、マンモスが埋まって…
・「変わりゆく永久凍土の世界」詳細はこちら・北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)詳細はこちら 永久凍土とは何か? 「永久凍土」と聞いて何を思い浮かべるだろう。永久に凍っている土地、雪と氷の世界、マンモスが埋まって…
私が関わったおよそ30年間のオーロラの共役点観測の研究から、共役性に関する全般的な理解をまとめてみます。 最も重要なことは、昔から想像していたような、南北半球の間で鏡対称のようにそっくり似たオーロラが起こるのは「極めて稀…
今回はアイスランドと昭和基地との共役点で同時に観測されたオーロラの例について紹介します。 1. 極めて良く似たオーロラの例 最初の例は、私が携わった30年間のオーロラの共役点観測のなかで特別に良く似たオーロラがアイスラン…
フランスとの共同観測 私が国立極地研究所に職を得て最初に関与した研究プロジェクトは、1976年〜1979年に行われた国際磁気圏研究計画です。極地研が担当するこの研究プロジェクトの一つが共役点観測であり、昭和基地とアイスラ…
クラッシックな会場から出て、200~300メートルくらい歩いたところにランチ会場のレストランが用意されていました。 デザートにはエスプレッソと合うようなマカロンやムースがでました。しっかりしたものを食べるというより、軽め…
大学と大学院 物理に全く興味の無かった私が、山形大学1年生の教養時代に受けた物理の講義(特にニュートン力学)が素晴らしく、生まれて初めて自ら積極的に参考書をむさぼり読み、知識を得る喜びを味わいました。2年生からは物理学科…
今回は、壇上に上がってひとりひとり専門のことを発表する会議ではなく、4~5人が壇上に上がって、司会者が質問したり会場から質問を受けたり、自己紹介的な発表をしたりしました。班ごとに議論することが多かったですね。どの班(興味…
南極上空のオゾンの減少を世界に先駆けて発表し、のちにそれが南極オゾンホールの世界最初の報告と認められた忠鉢繁氏(第23次南極地域観測隊)は、オゾンホールのようなそれまでの概念から外れた、これまで知られていない新しい現象に…
北極や、南極だけをテーマにした会議やシンポジウムは数多く開催されていますが、「両極」をテーマにしたシンポジウムはなかなか無いのです。今回のシンポジウムでは、北極と南極に共通する課題や特徴、また南極と北極で大きく異なる考え…
地球温暖化や環境変化など、どう取り組んでいこうかという話になると、まず真っ先に出てくるのは国際協力なんですよね。今回のシンポジウムでも、いろんなテーブルで話題になりました。 例えば、インフラの整備や、基地、船、人工衛星な…
今回のシンポジウムのテーマは「極域科学に対する、将来の共同研究を考える」。若手も含めて、何が課題で何をやるのか考えようということでした。 実は、両極の25年ごとの活動であるIPY(国際極年)が2032年にくるので、ここへ…