第4回 海氷下の大藻原(だいそうげん)
潜水によりヒトが直接海中の生物群集を観察・採集し、現場実験も可能となった。「百聞は一見にしかず」というように、実際に現場を見るといろいろなことが五感を通して体感・理解でき、想像・妄想することもでき、それによって研究の方向…
潜水によりヒトが直接海中の生物群集を観察・採集し、現場実験も可能となった。「百聞は一見にしかず」というように、実際に現場を見るといろいろなことが五感を通して体感・理解でき、想像・妄想することもでき、それによって研究の方向…
2024年8月9日:綿毛 ロングイヤービンでの最後の光合成測定です。キョクチヤナギは綿毛のついた種を出し始めていました。 2024年8月10日:洗濯機 大慌てで帰国の準備をします。普段は汚れた衣類は手洗いで済ませましたが…
海の水位は、月や太陽の引力で周期的に変化しますが、その大きさやタイミングは場所によって大きく異なります。また、海底の地形の影響で予想とは異なる動きをすることもあります。近年の地球規模の変動を理解する上では、海水が水温上昇…
2024年8月6日:キョクアジサシ 作業が一段落したので、夕食後に少し散歩しました。まだ白夜の時期ですが、曇り空の夜の8時過ぎると暗く感じます。キョクアジサシのいろいろな姿が見られました。 2024年8月7日:雨 あっと…
第1回、第2回では第22次南極地域観測隊夏隊での潜水調査に触れたが、それまでの餌を入れたカゴや釣りでは採集できないものも含め、昭和基地周辺の海の生物の顔ぶれを調べることを目的としていた。その2年後の第24次隊では、筆者の…
2024年8月3日:赤い濁流 氷河の近くまでやってきました。氷河は深くえぐられ、赤い水の濁流がすごい勢いで流れています。 2024年8月4日:キノコ 北海道大学の先生がキノコのサンプリングをするために、基地から8kmほど…
2024年7月31日:アザラシ 毎日忙しく調査を進めていますが、ふと目をそらすと羨ましい姿を目にすることができます。近づくと逃げてしまうため、超望遠レンズでの撮影です。 2024年8月1日:足輪 ニーオルスンにもカオジロ…
南極域でも様々な変化が起き始めています。南極大陸の上には莫大な氷(南極氷床)が存在していますが、その氷床の量が減少しているのです。もし、その全てが融けて海に流れ出してしまうと、地球の海面水位は約60メートルも上昇すると言…
2024年7月28日:色づき 私達が調査している場所のキョクチヤナギの葉が、徐々に色づき始めました。秋が近づき始めています。 2024年7月29日:雲の間 今日はロングイヤービンからニーオルスンに移動する日です。生憎の曇…
日本の南極地域観測隊で最初に潜水調査をしたのは、9次隊の夏隊生物部門の福井義夫隊員と越冬隊医学部門の大久保嘉明隊員だった(南極資料32, 1968)。南極観測船「ふじ」の支援の下、ラングホブデの水くぐり浦にあるペンギン営…
2024年7月25日:ヤナギ 午前中まで天気が悪かったのですが、雲の隙間ができたので、急いで調査地に行きます。ヤナギの葉が色づき始めました。光合成の速度が落ち始めるかもしれません。 2024年7月26日:野生動物 私達が…
2024年7月23日:白夜 北極はこの時期太陽が1日中沈まない白夜です。前日が曇り空だったので、気を抜いて遮光カーテンを適当に閉めていたら、午前3時にカーテンの隙間から漏れる光で目を覚ましました。外を見ると青空と太陽が見…