こんなとこにも、いきものが

南極でくらす生き物のふしぎ。国立極地研究所生物圏研究グループの伊村智教授が語る。

第4回 氷の底(後編)

氷河の末端から流れ出す、真っ赤な「血の滝」。この水は、単なる氷河の融け水ではなく、氷河の厚い氷の下にある湖の水だということが分かっています。この湖は、500万年以上前に氷河によって閉じ込められた海水が起源になっていて、無…

第2回 究極の隠れ家?

低温のため液体の水がほとんど存在せず、極度の乾燥環境となっている南極の露岩域。短い夏の間に供給されるわずかな雪解け水も、沈まない太陽に照らされてあっという間に蒸発してしまいます。こんな環境に暮らす「いきもの」にとって大切…

第1回 梢の地衣

長野県で南極地域観測隊が毎年冬に行う冬期総合訓練に参加した3月初め、スキー場の冬枯れの梢(こずえ)に、毛糸の塊のようなものを見つけました。差し渡し5センチメートルほど白いボンボンのようなこれ。実は地衣類、菌類と藻類の共生…