北極研究者の写真日記。国立極地研究所 北極観測センターの内田雅己准教授が、北極はノルウェー領スバールバル諸島の春から初夏にかけての風景と、そこで取り組む研究を写しとっていく。

- 内田雅己(うちだ・まさき) 北極観測センター 生物圏研究グループ 准教授
- 様々な国々が北極での科学研究の拠点としているノルウェー領スバールバル諸島はニーオルスンで、極域における微生物の有機物分解や氷河後退が陸上生態系に与える影響を調べています。
2024年8月3日:赤い濁流
氷河の近くまでやってきました。氷河は深くえぐられ、赤い水の濁流がすごい勢いで流れています。

2024年8月4日:キノコ
北海道大学の先生がキノコのサンプリングをするために、基地から8kmほど離れた湿地までやってきました。色々なキノコを見つけることができました。


2024年8月5日:カギハイゴケ
ニーオルスンを離れる日が近づいてきています。帰国後の実験に必要な植物を採取します。写真はコケの仲間、カギハイゴケです。
