ドームふじ観測拠点IIのようす。

「ドームふじ観測拠点II」は、昭和基地の約1,000km南のドロンイングモードランド地域の氷床上の頂上付近に位置します。標高は約3,700m、年平均現地気圧は600hPa以下、年平均気温-50℃以下という高原寒極地帯です。100万年を超える最古級のアイスコアを掘削するため、現在、第3期ドームふじ深層掘削計画が進行中です。厳しい環境の中で研究者や技術者たちが滞在する掘削場「ドームふじ観測拠点II」を、イラストレーター・きのしたちひろさんが図解しました。

ドームふじ観測拠点II アイスコア掘削のひみつ。

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図解した、「ドームふじ観測拠点II」の俯瞰写真。奥の黄色いテントが、掘削場。
第64次・第65次南極地域観測隊の、ドームチームの皆さん。
きのしたちひろ
きのしたちひろ イラストレーター
東京大学大学院農学生命科学研究科卒業。農学博士。専門は行動生態学、潜水生理学。学振特別研究員PD経験後、イラストレーターとして活動。著書に『生きもの「なんで?」行動ノート』(SBクリエイティブ)がある。『なぜ君たちはグルグル回るのか』(『たくさんのふしぎ』2022年11月号、福音館書店)の絵なども担当している。

監修:永木毅(国立極地研究所 南極観測センター 施設建築チーム チームリーダー)、川村賢二(国立極地研究所 気水圏研究グループ 教授) 編集:服部円