
高度100キロメートルの超高層大気にレーザーを飛ばす
大気と宇宙の境目を観測したい — 現在、南極でおこなっている研究について教えてください。光を用いた測定器を使い、超高層大気と呼ばれる領域の遠隔観測をしています。超高層大気は、高度80キロメートルくらいよりも上の領域です。…
大気と宇宙の境目を観測したい — 現在、南極でおこなっている研究について教えてください。光を用いた測定器を使い、超高層大気と呼ばれる領域の遠隔観測をしています。超高層大気は、高度80キロメートルくらいよりも上の領域です。…
歴史ある気球観測 ー南極では気球を飛ばして観測をおこなっているそうですね。 私の研究対象は対流圏と成層圏の境目の地上から10キロメートルあたりにある対流圏界面から中間圏(高度50~90キロメートル)くらいまでの中層大気と…
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・「変わりゆく永久凍土の世界」詳細はこちら・北極域研究加速プロジェクト(ArCS II)詳細はこちら 永久凍土とは何か? 「永久凍土」と聞いて何を思い浮かべるだろう。永久に凍っている土地、雪と氷の世界、マンモスが埋まって…
私が関わったおよそ30年間のオーロラの共役点観測の研究から、共役性に関する全般的な理解をまとめてみます。 最も重要なことは、昔から想像していたような、南北半球の間で鏡対称のようにそっくり似たオーロラが起こるのは「極めて稀…
今回はアイスランドと昭和基地との共役点で同時に観測されたオーロラの例について紹介します。 1. 極めて良く似たオーロラの例 最初の例は、私が携わった30年間のオーロラの共役点観測のなかで特別に良く似たオーロラがアイスラン…