ロングイヤービンからニーオルスンまでの飛行機から見える雲

北極研究者の写真日記。国立極地研究所 北極観測センターの内田雅己准教授が、北極はノルウェー領スバールバル諸島の春から初夏にかけての風景と、そこで取り組む研究を写しとっていく。

内田雅己(うちだ・まさき)
内田雅己(うちだ・まさき) 北極観測センター 生物圏研究グループ 准教授
様々な国々が北極での科学研究の拠点としているノルウェー領スバールバル諸島はニーオルスンで、極域における微生物の有機物分解や氷河後退が陸上生態系に与える影響を調べています。

2024年7月28日:色づき

私達が調査している場所のキョクチヤナギの葉が、徐々に色づき始めました。秋が近づき始めています。

2024年7月29日:雲の間

今日はロングイヤービンからニーオルスンに移動する日です。生憎の曇り空でした。飛行機は雲と雲の間を飛びます。着陸に向けて高度を下げるといつもの風景が目に入ってきました。

2024年7月30日:生分解性プラスティック

県立広島大学の学生さんが「北極で生分解性プラスティックは分解するのか?」 という研究を始めます。今回は実際に生分解性プラスティックを埋めてみて、今後数年かけて分解の様子を調べます。