2024年7月6日:スバールバル⼤学の南側にある空き地で光合成測定装置の試運転をしました。写真の奥に⾒えているのがスバールバル⼤学です。1993年に設⽴された世界最北の⼤学です。

北極研究者の写真日記。国立極地研究所 北極観測センターの内田雅己准教授が、北極はノルウェー領スバールバル諸島の春から初夏にかけての風景と、そこで取り組む研究を写しとっていく。

内田雅己(うちだ・まさき)
内田雅己(うちだ・まさき) 北極観測センター 生物圏研究グループ 准教授
様々な国々が北極での科学研究の拠点としているノルウェー領スバールバル諸島はニーオルスンで、極域における微生物の有機物分解や氷河後退が陸上生態系に与える影響を調べています。

2024年7月6日:花

ロングイヤービンから 100km ほど北に位置するニーオルスンだと、ちょうど花が咲き始める感じですが、ロングイヤービンでは、花のシーズンが終わりかけの場所がありました。

スバールバル⼤学の南側にある空き地で光合成測定装置の試運転をしました。写真の奥に⾒えているのがスバールバル⼤学です。1993年に設⽴された世界最北の⼤学です。

2024年7月7日:光合成装置・トナカイ

メインの調査地である Nybyen にやってきました。

トナカイは顔の部分の冬⽑が抜けてきていました。

スバールバルトナカイ(換毛中)。

光合成を測定するための植物に印をつけ、測定します。装置に葉を挟み込むのが⼤変ですが、昨年経験しているので、短時間でセットできます。

光合成測定装置。