「極地研の観測メカ」は、国立極地研究所の研究者が実際に観測に使っている観測機器のユニークな仕組みや工夫を、研究者本人とじっくり紐解いていく動画企画です。第1回は、気象観測ドローンを紹介します。
近年、南極や北極での観測にドローン(無人航空機)を使うことが増えてきました。主に、人が簡単にアクセスできない環境の気象や海氷を測るために使用されています。今回は、極地で実際に使われる気象観測ドローンについて国立極地研究所の研究者・猪上淳准教授が解説します。市販されているドローンに、極地観測のためのさまざまなカスタマイズを施す様子をご覧ください。
- 猪上淳(いのうえ・じゅん)
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国立極地研究所 気水圏研究グループ 准教授 。1997年、弘前大学理学部卒、2001年北海道大学大学院地球環境科学研究科博士課程修了。コロラド大学、ジョージア工科大学研究員などを経て、2004年海洋研究開発機構入所、チームリーダーなど歴任。2015年から現職。共著書に『天気と海の関係についてわかっていることいないこと』(ベレ出版)など。
動画の内容について詳しく知りたい方は、こちらも合わせてご覧ください。
・気温の観測について:https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20220124.html
・風速の観測について:https://www.nipr.ac.jp/info/notice/20221114.html
動画撮影 : 山中慎太郎(Qsyum!)、小荒井寛達(Qsyum!) 動画編集 : 山中慎太郎(Qsyum!) 動画録音 : 高橋玄 動画内素材:国立極地研究所、ArCS II 編集:服部円