国立極地研究所(極地研)では、気球やレーザー、電波を用いた独自の観測装置を駆使して、まだまだ謎が多い成層圏からさらに上の超高層大気を解明する基礎となる長期的なデータを測定し、気候変動の影響や地球規模の大気循環について研究しています。今回の図解では、極地研が探る「高い空」とはどんな場所なのか、どのような手法で調べるのかについて紹介します。
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解説協力
- 堤雅基(つつみ・まさき)
- 国立極地研究所 副所長、宙空圏研究グループ 教授。香川県出身。南極地域観測隊へは第40次、第49次、第50次、第52次、第60次に参加。第60次では越冬隊長を務めた。ほか米国南極点基地へ2回参加。専門は大気物理学で、昭和基地大型大気レーダー「PANSY」を活用した極域大気の総合研究や、南北両極のレーダー観測網を用いた大気波動の解明、極域の大気動態を地球規模で理解するための研究を展開している。